舞台芸術を未来に繋ぐ基金=Mirai Performing Arts Fund
●第二回助成結果のご報告
1 . 第二回助成の概要
舞台芸術を未来に繋ぐ基金=Mirai Performing Arts Fund は、第一回助成において、31,630,019 円 を原資に、舞台芸術に携わる個人や団体・企業個人および団体を対象に公募、審査を行いました。 第一回目は 75 名の個人および 9 団体に対し、総額 30,797,496 円を助成したので、助成原資との差額(832,523 円)を第 2 回助成に繰り越しました。
第二回助成では、第一回助成で次点に選ばれた個人 26 名と団体 3 団体(助成総額 10,400,000 円) の採択を決定した上で、新たに舞台芸術に携わる個人のみを対象に公募、審査を行いました。新規 応募件数は 105 件、採択件数は 25 件、助成額は 7,247,877 円となり、第一回助成で次点に選ばれた 個人と団体を合わせると、総助成件数は 51 人および 3 団体、助成総額は 17,647,877 円となりまし た。
なお、助成金額の内訳は以下のとおりです。
【個人】
・300,000 円 47 件、250,000 円 1 件、15 万円 1 件、219,877 円 1 件、278,000 円 1 件 合計 14,997,877 円
【団体】
・1,000,000 円 2 団体、650,000 円 1 団体 合計 2,650,000円
2. 公募・審査の経緯
第二回公募期間 : 2020 年 8 月 24 日~ 8 月 28 日
書類審査 : 2020 年 8 月 29 日~ 9 月 25 日
審査委員会開催日: 2020 年 9 月 26 日
3. 審査委員
久野敦子 公益財団法人セゾン文化財団 常務理事
多目的スペースの演劇・舞踊のプログラム・コーディネーターを経て、1992 年に財団法人セ ゾン文化財団に入団。2017 年より現職。現代演劇、舞踊を対象分野にした助成プログラム、 自主製作事業の立案、運営を担当。日々、舞台芸術のための新たなインフラ開発、才能発掘、 育成のための支援策を考えている一般社団法人 Dance Nippon Associates 理事、京都造形芸術 大学舞台芸術センター研究員など。
滝口健 世田谷パブリックシアター/東京藝術大学非常勤講師
ドラマトゥルク、翻訳者。シンガポール国立大学英語英文学科演劇学専攻リサーチフェロー (PhD)。オンライン・デジタルアーカイヴ「アジアン・シェイクスピア・インターカルチュ ラル・アーカイヴ」副代表、翻訳エディタ−。アジアン・ドラマトゥルク・ネットワーク創立 メンバー。国際交流基金クアラルンプール日本文化センター副所長、クアラルンプール・パフ ォーミングアーツセンター・コンサルタント(国際プログラム担当)、劇団ネセサリー・ステ ージ(シンガポール)運営評議員などを歴任。2002 年、キャメロニアン・アーツアワード(マレーシア)特別賞受賞。
由良聡 公益財団法人パブリックリソース財団 理事
一橋大学経済学部卒。金融機関および政府関係機関を経て、2002 年よりパブリックリソース センターにてプログラムディレクター、2019 年より現職。1992 年~97 年米国で非営利活動 助成プログラムの運営に従事、2001 年~02 年SRI調査機関(英国)の日本企業調査に携わ るとともに、2002 年~2010 年にかけて日本株で唯一のSRI株価指数(モーニングスター) の開発に参画、上場企業を対象に社会性に関する調査・評価を担当。主要著書として『SRI 社会的責任投資入門』(共著、日本経済新聞社 2003 年)、『CSR経営』(共著、中央経済社 2004 年)。
4. 採択結果一覧
(1) 個人:採択件数 51 件、助成総額 14,997,877 円
(2) 団体:採択件数 3 件、助成総額 2,650,000 円